和建設株式会社

高知県四万十市

いつもお母さんが真ん中に

奥さまのいちばんのご希望は、視界が開けたアイランドキッチンを家の中心に配置すること。「以前はキッチンが壁に向かう形だったので、いつも家族に背中を向けていました。でも、自分のなかにお母さんはいつも家庭の中心にいて、いつも笑っているイメージがあったので、いつでもどこにいてもお母さんの顔が見える家にしたいと思ったんです」一方で、「ダイニングとキッチンは自分のテリトリーという意識もあるし、いつもキレイに片付けていられるわけでもないので、来客があったら見せたくない」という思いもありました。そこでご提案したのは、和室・リビング・キッチンはまっすぐ繋げ、ダイニングをキッチン横に配置したL字型のDKリビングです。

家事をシンプルにする動線

家事のなかで時間も手間もかかるのが「お洗濯」。ランドリースペース横に室内干しルームを設け、乾いた洋服はハンガーのまま1階ウォークインクローゼットへ。また収納は、必要な位置に必要なボリュームを確保。特にキッチン周りは充実させました。なかでも特徴的なのが、キッチン・リビング・ランドリースペースのちょうど交差点にある納戸型収納です。大きく3つに分かれており、キッチンからまっすぐいける真ん中は食品のストック、リビングから行きやすい右側は文具や医療品、ランドリースペースから行きやすい左側は洗剤など…と物の居場所が決まっています。

物の居場所が決まる収納

「家族全員がどこに何があるか分かっているので『あれはどこ?』と聞かれることがなくなりましたし、元の位置に戻さないと他の人が困るということが分かるので自分たちで片付けがきちんとできるように。私が手間をかける時間も減りました」余裕があればいつも笑顔でいられますし、子ども達と一緒に遊ぶ時間も生まれます。今城家の定番の遊びは、なんと和室とリビングで行うバッティング!ボールがどこへ飛んでも安心していられるのは、物が片付いているからこそ。 「この家で暮らし始めてから、子ども達も、私達夫婦ものびのび自由になれた気がします」